商品紹介

北海道産 主なじゃが芋の品種をご紹介します。

北海道で流通する芋は色んな種類がありますが、
料理用途に応じて使い分けることで素材の味を活かすことができます。

中には見た目にインパクトがある芋や芋なのにミニトマト並の糖度がある芋など、
北海道では色んな種類のじゃが芋が流通しています。

今回は北海道で流通するじゃが芋の中から、代表品種をいくつかご紹介します。

目次

男爵(だんしゃく)


おすすめ度:
【皮色】白黄
【果肉】白
【肉質】粉質
【おすすめ料理】粉ふきいも、ふかしいも
種付時期:4月~7月
出荷時期:10月~3月
芋と言えばの定番品種、じゃがいもの王様
男爵は粉質が強いのでホクホク食感を活かした料理がおすすめです。
煮崩れしやすいので、長時間煮こむ料理には向いていません。
形がゴツゴツしているので皮が剥きづらいのが難点です。

メークイン MEMO

男爵の中でも独自ブランドを展開しているのがJAとうや湖さんです。
専用の雪蔵貯蔵施設で温度管理された男爵は
「雪蔵男爵」として年明けから出荷・販売されます。

メークイン

おすすめ度:【皮色】白黄
【果肉】淡黄白
【肉質】粘質
【おすすめ料理】カレー、シチュー
種付時期:4月~7月
出荷時期:10月~3月
煮込み料理の王道じゃが芋
男爵がホクホク系の王道ならば、メークインはしっとり系の王道です。
長楕円形で表皮はすべすべで皮がむきやすいです。
粘質でデンプンが少なく煮崩れしにくいです。

メークイン MEMO

年明けから流通するメークインは
貯蔵メークインとして販売されることがあります。
貯蔵施設で低温で貯蔵することでデンプンの糖化が進み、甘みとしっとり感が増します。

北海こがね

おすすめ度:【皮色】淡
【果肉】黄
【肉質】やや粘質
【おすすめ料理】フライドポテト、コロッケ
種付時期:4月~7月
出荷時期:10月~3月
フレンチフライに最適な品種
揚げたときに色を変色させる還元糖が少ないので、油で揚げてもコガネ色になります。
カルビーが「北海こがねスティック」というお菓子も販売している品種です。
主に加工用として栽培されていますが、
食味が良好なため、食用としても流通されています。
煮崩れが少ないので、カレーやシチューなどの煮込み料理にもおすすめです。
自家製ポテトチップスを作るなら、イチオシの品種です!

北海こがね MEMO

名前の由来は、北海道で育成されたことから「ホッカイ
揚げた時の「コガネ」色を組み合わせ、ホッカイコガネと名付けられた。

インカのめざめ

おすすめ度:【皮色】黄
【果肉】濃黄
【肉質】やや粘質
【おすすめ料理】フライ系、お菓子系
種付時期:4月~7月
出荷時期:10月~3月
甘いでおなじみ!お菓子などにも使われるおやつ芋としても有名
一般的な芋とは芋の中心サイズが異なり、S中心の小玉が多い品種です。
糖度は6~8度(時期による)と一般的な芋と比べると高く、
食味は栗に似たような独特の風味があります。
調理しても果肉の色が落ちにくいので、フライ系にするのもおすすめです。
インカシリーズは3種類が流通しており、一番有名なのは”インカのめざめ“ですが、
インカのひとみインカルージュという柄違い、色違いもあります。

インカのめざめ MEMO

糖度の6~8度というのは一般的なミニトマトの糖度が5度~(弊社計測値)なので、糖度だけで言えばミニトマトよりも甘いということになります。
特別な芋ということもあり、流通価格は一般的な芋よりも少しお高めです。

きたかむい


おすすめ度:
【皮色】淡
【果肉】白
【肉質】やや粘質
【おすすめ料理】コロッケ、ポテトサラダ
種付時期:4月~7月
出荷時期:12月~3月
豪雪地帯(京極)で栽培される北の味覚
主な産地はJAようていです。男爵に比べて煮崩れしにくく、主に流通するのが年明けからとなるので、貯蔵による甘みとねっとり感が増した芋です。調理用途は煮込み料理からシンプルな味付け(ポテトサラダやコロッケ)などでも美味しくいただくことができます。肉質は柔らかいため加熱した後に芯が残りづらい芋です。

グラウンドペチカ(通称:デストロイヤー)


おすすめ度:
【皮色】赤紫
【果肉】黄
【肉質】やや粘質
【おすすめ料理】肉じゃが、カレーなど
種付時期:4月~7月
出荷時期:10月~3月
見た目が某プロレスラーの覆面に似ている!
見た目だけの芋ではなく、食味も良好な品種です。
火の通りが速く、味がしみやすく、煮崩れしにくいです。
深みのある甘みと食感がある芋です。見た目を活かすなら吹かし芋がおすすめ!

キタアカリ


おすすめ度:
【皮色】白黄
【果肉】黄
【肉質】粉質
【おすすめ料理】コロッケ、ポテトサラダ
種付時期:4月~7月
出荷時期:10月~3月
香りがよく滑らかな舌触りが特徴
男爵と形は似ていますが、男爵よりも果肉は黄色く、肉質は粉質です。
加熱調理するとホクホク食感が楽しめます。煮崩れは男爵と同じくしやすい系です。
芋の芽が紫色なのは品種特性です。料理用途は男爵と同じイメージです。
ファミリーマートでは「北海道産きたあかりのポテトサラダ」が商品化しました。
個人的なおすすめ料理も”きたあかり”といえば、ポテトサラダです。

とうや


おすすめ度:
【皮色】黄
【果肉】黄
【肉質】粘質
【おすすめ料理】煮物、カレー、シチュー
種付時期:4月~7月
出荷時期:10月~3月
滑らかな舌触りとしっとり感のある芋
果肉が黄色く、気品のある味わい。食味を一言で言うと煮崩れしにくい北あかりです。
でんぷん質は男爵に比べてやや低いため、ホクホク食感は強くありません。
滑らかな舌触り(しっとり感)と形が丸いので調理しやすい芋です。
皮が剥きやすいく調理しやすいので、お子様と一緒にカレーや煮物を作るのに最適です。

カラフルじゃが芋からおすすめの2品種をご紹介します!

カラフルじゃが芋の一覧と特徴については、こちらの記事でも紹介しております。
http://cojasna.com/colorfuljaga

シャドークィーン


おすすめ度:
【皮色】紫
【果肉】黒紫
【肉質】粉質と粘質の中間
【おすすめ料理】ポテトサラダ、コロッケ
種付時期:4月~7月
出荷時期:10月~3月
紫色の色素といえば・・・アントシアニン!
見た目も中身も紫色でカラフルじゃが芋と呼ぶにふさわしい芋です。
シャドークイーンの凄いところは、調理しても紫色の色素が落ちにくい点です。
同じ紫色のパープルアスパラは、茹でると水に落ちてしまいますが、
シャドークイーンは何とびっくり、見た目の変化が目に見えてわかりません。
色が落ちにくいので見た目を活かした料理、お菓子などにも向いています。
料理用途は肉質がちょうど中間なので、煮るのもOK、揚げるのもOKです。
コロッケにして半分に切れば、綺麗な紫色が顔を見せます。インスタ映え!
アントシアニン含有量は一般的な芋の3倍ともいわれています。

ノーザンルビー


おすすめ度:
【皮色】淡
【果肉】ピンク色
【肉質】やや粘質
【おすすめ料理】ポテトサラダ、コロッケ
種付時期:4月~7月
出荷時期:10月~3月
中身がピンク色で優しい甘みが特徴のカラフルじゃが芋
ノーザンルビーは中身がピンク色のカラフルじゃが芋です。
シャドークィーンと同じく、調理しても色が落ちにくいので、
見た目を活かした料理がおすすめ。
ポテトサラダやコロッケにするなら、
マヨネーズを加えることで、より綺麗なピンクになります。
男爵ほどホクホク感はなく、煮崩れは少ないです。優しい甘みがあります。
形は長楕円形でメークインと似たような形です。こちらもアントシアニンを含んでいます。

シャドークィーンとノーザンルビーのカラフルコロッケ!

インカのめざめを加えれば、ピンク・紫・黄色の3色コロッケに!見た目だけではなく、食味も良好な3品種です。

今回ご紹介したのは、北海道で流通するじゃが芋の極一部です。
今後も北海道のじゃが芋を色んな角度でご紹介していきたいと思います。