つくねいも

北海道産「つくねいも」という山芋をご存じですか?

今回はご縁があって、北海道産の「つくねいも」を仕入れすることができたので、
謎に包まれたその魅力をご紹介します!!

目次

つくね芋は山芋の仲間です。

山芋と言っても色んな種類があります。
一般的な山芋の仲間は以下の通りです。

・長芋(一般的な長芋です)

・ネバリスター(普通の長芋と比べるとネバネバが2倍以上とも言われる長芋)

・イチョウイモ(いちょうの葉のような平たく広がった形をしている)

ツクネイモ(ゲンコツ型。今回ご紹介している山芋です。)

ツクネイモは凹凸が少なく形が整っているものが「秀品」となります。
凸凹が多く亀裂など見た目に難があるものは「B品」として流通します。

「つくね芋(ヤマノイモ科)」として種も販売されています。

5月から植え付けが始まり、収穫時期は9月中旬~11月頃になります。

「ツクネイモ」の栽培は土質を選び乾燥をきらうので、
  栽培が難しく産地は限られるため高級食材として扱われます。

1玉に詰まっている「つくねいも」の魅力

肉質が締まっている
きめ細やかでネバリが強い
濃厚な風味

驚くべきはその流通価格ですが、一般家庭で手にしようと思えば、
なんと、1玉2000円~はしてしまう超高級食材です。

実際に一般家庭にお届けする時はこのような感じです。

北海道の生産地をご紹介します。

北海道での生産地はJA十勝高島生産農家4戸で作っています。

「ツクネイモ」は令和2年10月に行われた野菜ソムリエサミットで金賞を受賞しました。

野菜ソムリエサミットの評価方法は
野菜ソムリエ以上の資格を有する評価員が、
「おいしさ」という軸で10点満点で評価し、
平均7点以上で銀賞、同8点以上で金賞、10点満点で最高金賞となります。

評価員が実際に食した感想として、以下のように述べています。

塩を足したかのような塩味と芋がもっているうま味が何層にも重なっていて濃厚な味わい

10点満点をつける評価員もいたそうです。

今回はご縁があって、「つくねいも」を仕入れすることができたので、
実際に調理して食べてみました!!

「ツクネイモ」の皮をむくと真っ白な表面が出てきます!

こう見ると見た目は完全に芋ですが、、、すりおろすと、、、

「ツクネイモ」のネバネバ度はこちら

ネバネバ度は間違いないです!!

ネバネバだけだったら「ネバリスター(長いも)」も負けてはいませんが、
食味はどうなのか、、、実際に調理してみました!!

「つくねいも」の麦とろごはん

①つくねいもの皮をむき、おろし金ですります。
②これをもう一度すり鉢ですり、滑らかなとろろを作ります。
③だし汁をとろろに混ぜてのばします。
④ご飯にたっぷりのせて、お好みで醤油をかけていただきます。

※材料4人分 つくねいも240g、だし汁適量

シンプルに一番美味しい。ネバネバ好きなら間違いない一品です。

「つくねいも」のチヂミ風ねぎ焼き

①つくねいもの皮をむき、おろし金ですります。
②長ねぎは小口切り、キムチは適当な大きさに切る。
③つくねいもと卵、醤油、だし汁を混ぜ合わせる。
④③を半分に分けて、それぞれにキムチ、桜えびを入れて混ぜ合わせる。
⑤出来たものをフライパンで焼いて出来上がり。

※材料4人分 つくねいも400g、長ねぎ2本、卵1個、醤油 おおさじ1、キムチ適量

[相性◎、ネバネバ食感も残っており、ヤミツキです!!