JAそらち南

6月12日 JAそらち南 アスパラ部会 部会長 堀田さん 訪問(立茎アスパラ)

6月12日 JAそらち南 アスパラ部会 部会長 堀田さんのお宅にお邪魔して来ました。当日は晴天で気温も約20℃と過ごしやすい天候となり、アスパラの生育も順調でした。

アスパラの春芽、夏芽って何?

組合員の皆様はアスパラに春芽と夏芽があるのはご存知でしょうか?知らない?知っている?知りたい?知りたくない?
大変厚かましいのですが、お伝えさせて下さい!!百聞は一見に如かず、百閒は一行に如かず!まずは、画像でご覧下さい!

 

 

如何でしょうか。この2枚の写真。
時期が違うアスパラのハウスの中で・・・、目をつぶっちゃった御茶目な写真です。

アスパラの状況がまったく異なる事が、2枚の画像を比較するとご理解頂けると思います。
左の写真は3月25日に撮影した春芽のハウスの中の写真で、右は6月12日にお邪魔した時に頂いたお写真です。
春芽と夏芽を説明するには夏芽から春芽の順にお伝えした方が理解しやすいため季節とは反対の説明を簡単させて頂きます。

【夏芽】
左の写真に写っている生い茂ったアスパラの木が光合成により根に養分を蓄え、その根元から次々に出てきた新芽を収穫したアスパラを夏芽といいます。写真の足元をご覧頂くと新芽が次々に出てきている様子がご覧いただけます。
また、木を生い茂らせる様子から夏芽の事を立茎アスパラと呼びます。

【春芽】
夏芽の収穫を終え、左の写真に写っている生い茂ったアスパラの木をそのまま伸ばすことで、光合成により更に根元に養分を蓄え続け、その養分を長い冬の間持ち越して、ようやく春に新芽を伸ばしてきたアスパラを収穫したものを春芽といいます。

どっちが美味しいの?

どちらも美味しい!を結論としたいところですが、アスパラの持つ甘みや旨味の濃厚さと春の旬を感じて頂けるのは春芽です。
しかし、瑞々しさと春芽とはまた一味違う柔らかな食感、夏の爽やかさを感じるのは夏芽です。
春芽と夏芽では、使用用途やサイズが変わります。(※詳細は後程)
春芽は、極上の太いアスパラについてはギフト等の贈り物やご家庭の食卓の贅沢な一品に、細めのアスパラは日常の食卓の安定した一品に。下に簡単なサイズ別用途を記載致します。

極上の太物     :4L~3Lで希少で、尚且つ、非常に高価です!
贈り物がご家庭の食卓の贅沢な一品として。

贈り物ギフト    :ギフトのメインサイズは2L~Mです。

日常の食卓用    :2L~L。ちょっと贅沢な一品。

日常の食卓用    :M~S。安定感のある一品。

料理用途は、極太は天ぷら、アスパラステーキにホタテとバターで一緒に炒めると最高です。濃厚な甘味と旨味を感じて頂く調理としては、炒めものか天ぷらがおすすめです。

夏芽はご家庭の日々の食卓の中で、夏野菜としてサラダや冷しゃぶ等の食卓を彩る一品に欠かせないアイテムとなります。
(極上の太物(4L~3L)は極々希少で僅かに出る程度、Lサイズが中心で、主にご家庭でお召し上がり頂くサイズはM~Sとなります)

サラダにはM~Sサイズ、冷しゃぶにはLサイズでしょう!!と、勝手に思っています。
夏になるとサラダ系の調理が中心になりますが、炒めものや天ぷらも美味しく頂けます。
おそうめんの横にアスパラ、茄子等のの天ぷらを添えては如何でしょうか?

結論:結局のところ使用用途、サイズ感が違えど、どちらも美味しい!!です。

夏芽(立茎アスパラ)の良さ

夏芽の良さを感じて頂く、瑞々しさが滴り落ちる写真を2枚お届け致します。

肌目がつやつやで、カット断面からはアスパラから出る滴(エキスと水分)が滴り出てきています。
※ カット直後の断面写真の為、滴(エキスと水分)が滴り出きっていませんが、少し待つと滴(エキスと水分)が滴り落ちます)

夏の暑い日々の中で、瑞々しいフレッシュな夏目(立茎アスパラ)で食卓を彩って頂くのは如何でしょうか。

今年の夏は、『夏だ!海だ!プールだ!立茎アスパラ冷しゃぶだ!!』


そらち南農協 アスパラガス部会 会長  堀田 淳一 様(写真 左)
そらち南農協 職員            目々澤 雄太 様(写真 右) より

『2020年度もそらち南農協 立茎アスパラを宜しくお願い致します!!』