行者にんにくは「キトビロ」や「アイヌネギ」と言われることもあります。
北海道民は「キトビロ」という人が多いと思います。
目次
収穫までに5年以上かかる!?
行者にんにくは非常に成長の遅い山菜です。
近年では栽培技術も確立されて、出回っている行者にんにくの大半は栽培されたものです。
一般に出回るくらいの葉っぱが数枚あって、茎が鉛筆くらいの太さになるまでは、
種を撒いてから5年ほどの月日がかかると言われています。
行者にんにくの「下ごしらえ」と「簡単調理方法」について
行者にんにくの栄養価について
行者にんにくは「にんにく」というだけあって、成分もほとんど同じです。
つまりは滋養強壮に良いというイメージです。
行者にんにくは普通のにんにくよりもβーカロテンが豊富に含まれていると言われています。βーカロテンは強い抗酸化作用を持っている栄養ですね。
行者にんにくの選び方
人それぞれ好みがあるので一概にはいえませんが、
一般的には茎が太く、葉が開く前のものが理想的と言われています。
葉が開く前のほうが香りが高く、
茎が太いほうが歯ごたえがあって美味しいと言われています。
茎が太いほうが歯ごたえがあって美味しいと言われています。
行者にんにくの旬はいつ頃?
天然の行者にんにくは3月頃から徐々に採取が可能となります。
しかしながら”天然”と呼ばれる行者にんにくは、山に生育しているため、
毎年時期になると一般の方々が山に入り、見えている行者にんにくは、
早い段階で刈り取られてしまいます。
前述したとおり、成長が非常に遅い行者にんにくですが、
上記の理由から”天然”の行者にんにくは減少の一途をだどっています。
スーパーなどでは天然と栽培の区別なく
「行者にんにく」として売られていることがほとんどです。
「行者にんにく」として売られていることがほとんどです。
最後に・・・
行者にんにくは「にんにく」というだけあって、独特の臭いがあります。
北海道民はお休みの前の日などにバーベキューで食べるのが一般的です。
毎年食べている人は「行者にんにくの匂いね~」という感じですが、初めて食べる人は少し注意が必要です。
行者にんにくは北海道でも短い期間でしか出回らないため、
希少な山菜の1つと言われています。
是非、一度ご賞味ください。